DIYアナログシンセサイザー
(随時更新。アート的テスト)







最近DIYシンセサイザーをずっとハンダづけで作っています。自分のブログにも書いていますが、
書籍やネットで説明書や回路図を手に入れて、基盤や部品をハンダづけして作っていくタイプのものです。
ボクの場合、ボクにYMOのカセットをくれた電気関連に強い親戚(後に工場長)が、
80年頃に書籍連載のアナログシンセサイザー回路図かや通販シンセキットを作っていて
それを中学当時弾かせてもらったのが、アナログシンセサイザーを直接弾いた最初です。
幼稚園から中3位までオルガンやピアノは習っていて、トラウマありながらも片手でキーボードは弾いていて
最近やっぱり作ってみたいな、と思って、色々試行錯誤している感じです。

上のシンセはボクの作った1コ目で、Ana●●g 2.0という有名な回路タイプですが、
アナログシンセサイザーでは基本的なモジュールタイプです。
いきなり作るには難しいかも・・・今はなんとか色々な音が出ていて、改造途中という感じです。
基盤に手元操作用LSI1コと温度補償抵抗1コ付属、他の電子部品は全部自己入手!!
電気部品屋さんやヤフオクやamazonやあちこちからバラバラに入手・・・
このタイプは書籍も2回ほど出ていて回路図もネット公開されてますが、
ずいぶん前に出来た回路みたいで、そもそも電子部品が2020年代過ぎると入手難しくなってきてます。
あとamazon書評にも書かれているけど、電子工作経験ないと難しい。
というかコミュニティー自体が電化製品でいうアフターサービス終了みたいな感じで(手をつけるのが遅かった)
設計者の人がかなりのエンジニアなので更に大変、みたいな(笑)。
ボクの場合は、80年代前半位までの、ミニICが出る前くらいの電子回路なら、
回路図と自由基盤と部品で割と作れるんですが、逆に言うとそれ以降のデジタル込みの回路は(^^);

製作経過についてはブログに色々書いてますが、こちらではデザイン的な事について。

ボクは透明な外装から中にメカが見えるというのが好きで、あと、
どうもそのままだと、不調が出た時のチェックやモジュール増設がやりづらい事に気付いて
どこかでパネルを分割した方がいい、と
パーツを組んでいて、最初にノイズ&ミキサー回路のホワイトノイズやピンクノイズを聞いた時、
ボクもやっぱり思ったのが波のザーッという音や滝のゴ-ッという音で、
それでやっぱり水のイメージを彷彿として、それでなんとなく、「音のダム」をイメージしました。
あとは、「トーチカ」(音で自らを守る盾?)とか、「ビル」をイメージしています。
(プラ製バスケットは昔からビルモチーフに使ってみたかったので)
で、アクリル板も水色クリアにしました。
実は、機能的な面からこのサイズになってる点が多く、たとえば、モジュール間や上下は、
公式のパネルデザインよりかなり上下左右幅を詰めてます。あと追加モジュール用の穴追加も想定してます。
幅をつめたので、ライフラインの公式のソケット間にもう1ソケット入れられます。
改造が更に進んだら画像更新します。

一応この形態から色々展開させようとしてこの状態にしている感じで、
機能的には現在、改造でノイズにブルーノイズとレッドノイズの2種が増え、
VCFがスイッチでトランジスタラダーとダイオードラダーの切り替え式になり、
別モジュールでスタイナーVCFとステートバリアブルVCFの回路、合計4回路、になった状態です。
無数に効果音が出せます。元の音状態よりかなり出せる音の幅が広くなったと思います。
キーボードの他、ここ3年ほどギターやベースも弾いていて、音楽にかけてる時間比重がかなり増えてます。
まぁ元々、幼稚園児からずっと習ってたわけだしなぁ・・・音楽自体は;
このシンセサイザーはかなり活用しがいがあると思います。
音楽をどういう形で聞いてもらうかはまだ未定ですが・・・効果音とかへの活用も可能・・・
 (2023_1/31 21:38)





こちらが2コ目。「ノイズトースター」というタイプで、アメリカの故Ray Wilsonという方の設計です。
これもアナログシンセサイザー。でも上のと違って12音階を任意に出すのは難しいです。
MFOSというDIYシンセ系海外サイトに回路図や基盤図など乗ってますが、秋月電子さんでキット通販がされていたり
書籍も出ていて。で、自分は書籍は後回しにして、キット購入で回路図基盤図はMFOSのサイトを参考にしました。
こちらはキットで電子部品が全部最初からついていたので十倍以上、上のより楽でした(^^)
音は全然上の方がしっかりしているんだけど。でもたぶんサンプル&ホールド系はこちらが独特のランダム音で強い。
実はパネルは上のタイプと同じアクリルにしようと思ってアルミパネル付を買わなかったんですが、
これの場合、内部モジュールからの個別出力や入力介入用のミニジャックを増やそうと思って、
それでアクリルパネル化が遅れてる。現状改造は推奨のCV入力ジャックと、追加でGATEジャックだけ追加してます。
まぁ、ブログにも書いてるけど・・・・「トースター」だけに、トーストには紅茶だろ!!って事で・・・
でもこういう発想どこかでしてる人がいたっけか??ボクは自宅でいつもこの紅茶飲んでて
箱が余ってたから入れただけなんですが・・・妙なデジャヴを感じてます。(2023_1/31 21:51)





現在の自分のDIYシンセサイザーのシステム状況。
右のシンセサイザーが完全にメイン。これはCV(コントロールボルテージ)発生器&MIDI変換器キー基盤があるので、
MIDIでYAMAHAのショルキーにつないでそちらでオクターブ操作はできます。
(ただピッチベンドに弱く、いきなり数オクターブ下を弾きたい時にはキー基盤で弾く方が早い)
ショルキーのベース音を出しながら、豊かなアナログシンセの倍音を右から出すのも可能です。
(ショルキーにシールドケーブルジャックがあるので)。ちなみにショルキーは89年発売の初期型。
右のシンセサイザーは、発生したCV電圧とGATE信号をノイズトースターの方に伝えてある程度音程操作でき、
出た音声はまた右のシンセに戻して、エンベロープジェネレーターやVCFでシンセ効果音にする事ができます。
で、今右のシンセには、すきまにスタイナーVCFとステートバリアブルVCFを入れてるんですが・・・
でもこれだけ音を混ぜるのは、なかなかきれいな音に設定するのは難しい。
合奏はできるけど、オーケストラにするのは色々設定が(^^)。大分慣れたけど。
(2023_1/31 22:06)


(このサイトの画像や本文全てそうですが、禁無断転載)

Nectaful- ααα の TOPページに戻る